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2016年1月に観た映画の感想 [映画・TVドラマ]

・岳 -ガク-(公開:2010)
監督:片山修
脚本:吉田智子
原作:石塚真一
出演:小栗旬 長澤 まさみ他

物語:★★・・・2点
配役:★★・・・2点
演出:★★・・・2点
映像:★★★・3点
音楽:★★・・・2点

合計11点 総合評価:★★・・・2.2点
イメージワード:美しい

あらすじ
山岳救助ボランティアとして登山者の命を守ってきた島崎三歩(小栗旬)。長野県警山岳救助隊に配属された椎名久美(長澤まさみ)は三歩の指導のもと成長していく。だが、遭難者を救うことができず自信を失っていた椎名久美。そんなある日、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生する。


感想
日本アルプスで過酷な雪山ロケを行った映像は美しい。
逆にCG処理部シーンが目立つ。島崎三歩、椎名久美のどちらに主題を置いているのか曖昧。
椎名久美があまりにも山に素人すぎでしょ!自信を失い鬱に入って行く所は観ていてこちらも気分が悪くなります。山に詳しくはないのですが無理、無茶な状況が多く違和感を感じる。
お決まりの大事件から生還して、お父さんを助けた人は椎名だと言う三歩。嫌味にも受け止められかねない。

小さな事件を重ねつつ、山の美しさ、山の素晴らしさを一番に表現すべきだったのでは?

・ルパン三世 (公開:2014)
監督:北村龍平
脚本:水島力也
原作:モンキー・パンチ
出演:小栗旬 玉山鉄二 綾野剛 黒木メイサ 浅野忠信 他

物語:★★★・3点
配役:★★・・・2点
演出:★★・・・2点
映像:★★・・・2点
音楽:★★・・・2点

合計11点 総合評価:★★・・・2.2点
イメージワード:アクション

あらすじ
超巨大要塞型金庫、ナヴァロンの箱舟。秘宝クリムゾンハート・オブ・クレオパトラがそこに収蔵されているのを知ったルパン三世(小栗旬)は、銭形警部(浅野忠信)の追跡をかわしながら、次元大介(玉山鉄二)、石川五ェ門(綾野剛)と秘宝強奪計画を進めていく。


感想
ストーリー展開としては、可もなく不可もなくといった所。
配役が悪いというより、アニメのイメージが強いだけに、役の手探り感が表に出てしまって、パワー不足が感じられる。もっと独自解釈で良かったのでは?
アクションが見劣りしてしまう。特にカーチェイスシーン。

・エル・スール 【イマジカBS・最高画質版】(スペイン 公開:1982)
原題:西:El sur、 英:The South

監督:ヴィクトル・エリセ
脚本:ヴィクトル・エリセ
原作:アデライーダ・ガルシア・モラレス
出演:オメロ・アントヌッティ ソンソレス・アラングーレン 他

物語:★★★★★5点
配役:★★★★★5点
演出:★★★★★5点
映像:★★★★★5点
音楽:★★★★・・4点

合計24点 総合評価:★★★★・4.8点
イメージワード:美しい 切ない 淡々 父と娘

あらすじ
故郷エル・スール(スペイン語で南の意味)を捨て、北の地へ移り住んだ父の姿を、スペイン内戦や、彼の忘れ得ぬ恋人への想いを絡め、その娘の目を通して描いたヒューマン・ドラマ。


感想
娘、エストレリャの目を通して父アウグスティンを回想して描いている。淡々している割には、ぐいぐいと物語の中に引き込まれていく。少女期の映像演出が独特で、陰影を上手く使い、まるで絵画の様な印象。場面転換も陰影の相乗効果で詩的な雰囲気を醸し出している。
後半、エストレリャは成長し、その目を通した父親への視点も成長が感じられ、回想の時間軸が重なる。
子供の時、父と踊った同じ曲が、ホテルのレストランで聞こえるシーンは印象的。もう少し強く出しては方が好み。これが父との生前最後の記憶となる。
父親の自殺から、叔母が住むエル・スールにエストレリャが一人旅立つ直前で終わるラストは、未来への力強さを感じる。

淡々とあまり起伏のない様に感じる展開は、観る人によっては物足りなさは感じるかも知れないが、お勧めの作品です。


タグ:感想 映画
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